まず、どこで止まっているかを見る
- 対象が一覧に出ない → 「対象範囲と絞り込み」とフォルダのアクセスを確認。
- 一覧は出るが名前が変わらない → ルールの有効・無効、対象、検索文字列、途中結果を確認。
- 実行ボタンを押せない → 計算中、対象0件、設定のエラー、無料枠を確認。
- 実行後に失敗した → 結果の詳細を開き、失敗したファイルと理由を確認。
内容を調べる間は、問題のあるファイルだけを別のコピーで試すと、複数のルールや他のファイルの影響を分けて確認できます。
状態欄のメッセージ別に調べる
| 表示 | 扱い | 対処 |
|---|---|---|
| 変更なし | 変更しません | 対象範囲、ルールの有効・無効、文字列の一致を確認します。結果が元と同じ場合は正常です。 |
| 同じ名前になるファイルがあります | 実行不可 | 連番を付ける、元の名前を一部残す、同じ名前を生むルールを調整します。 |
| 同じ名前のファイルが既にあります | 実行不可 | 同じフォルダに同名がないかを確認します。除外したファイルの名前も残るため、衝突の相手になります。 |
| 名前が空になります | 実行不可 | 削除やテンプレートの結果を確認し、固定文字・元の名前・連番などを残します。 |
| 使えない文字が含まれます | 実行不可 | 表示された文字を置換するか、「使えない文字を整理」を使います。 |
| 名前が長すぎます(…バイト / 上限 255) | 実行不可 | 「文字数の制限」で短くします。日本語は1文字が複数バイトになるため、文字数だけで判断しません。 |
| 大文字小文字だけの変更です | 確認して実行可 | 英字の大小だけを変える処理です。変更したい表記かを確認します。 |
| Windows の予約名です | 警告・実行可 | Windowsで使う予定があるなら、固定文字などを加えて別の名前にします。 |
| 先頭がドットのため不可視になります | 警告・実行可 | Finderで通常見えなくなる名前です。意図していなければ先頭のドットを取り除きます。 |
| 拡張子が変わります | 警告・実行可 | ファイル形式は変わりません。アプリで開ける拡張子になっているか確認します。 |
警告がある行も、実行できる場合があります。「注意・問題」の表示だけで判断せず、状態欄の理由を読んでください。一方、実行不可の行はそのままでは変更されません。
アクセス許可・ロック・外付けドライブ
ファイル名を変えるには、そのファイルが入っているフォルダへ書き込める必要があります。画面上部の許可の案内、または設定の「アクセス許可」から、処理したいフォルダを選び直してください。
- 外付けドライブやネットワーク上の保存先が接続され、読み取り専用でないかを確認します。
- Finderの「情報を見る」で対象のロックや書き込み権限を確認します。
- 別のMacへの移行後や保存先の変更後は、フォルダを選び直してアクセスを許可します。
- 設定の「アクセス許可」から、不要になった許可を取り消せます。
ファイルを選んだだけでは、その親フォルダへの書き込み許可が足りない場合があります。アプリの案内から対象フォルダを選ぶ操作を行ってください。
置換やテンプレートが反映されない
- 追加しただけの無効なルールがないか、各ルール左のチェックを確認します。
- 検索する文字が拡張子にあるなら、対象を「拡張子のみ」または「名前全体」にします。
- 通常・ワイルドカード・正規表現の指定が、書いた検索式と合っているかを確認します。
- 先に別のルールが名前を変えていないか、「ルールの途中結果」を見ます。
- 「設定を確認」に正規表現や一覧ファイルの読み込みエラーがないかを確認します。
正規表現のエラーはルールの番号と一緒に表示されます。いったん単純な文字列の置換だけで試してから、条件を足すと原因を探しやすくなります。
連番が飛ぶ・順番が想定と違う
「連番の順序」と「逆順」を確認します。自然順・厳密順・追加した順では並び方が違います。チェックで除外しても、元のプレビュー内の順番は保持されるため、欠番になる場合があります。
フォルダごとに001から始めるなら「フォルダごとに番号を振り直す」をオンにします。全体で通し番号にしたい場合はオフにします。名前の途中の数字を整えるだけなら「数字の桁揃え」を使います。
撮影日時・カメラ名・ローマ字が違う
EXIFがない場合の日時の代用、ファイル内にないメタデータの空欄、漢字の読み推定などが原因になります。撮影日時があるかを詳細欄で確認し、必要なら作成・更新日時へ切り替えます。
テンプレートは空欄やトークンが残る場合、ローマ字は読みの補正方法をご確認ください。
CSV・TSVが読み込めない、名前が変わらない
- 一覧ファイルを「選ぶ…」から選び直し、ファイルが移動されていないかを確認します。
- Excelの.xlsxはCSVまたはタブ区切りテキストに保存し直します。
- 区切り文字を合わせます。標準はタブで、CSVではカンマを入力します。
- 見出しの有無と文字コードを確認します。
- 対応表の旧名が実際の名前と一致しているか、新名が空でないかを確認します。
- 新名に拡張子を含めたら対象を「名前全体」、含めないなら「拡張子を除く」にします。
行順の場合は、空行を読み飛ばした後の行と一覧の順番を対応させます。名前にカンマや改行がある複雑なCSVでは、シンプルなタブ区切りへ整理して試してください。
元に戻せない・一部だけ戻る
実行後にファイルが移動・削除・別名へ変更されていないか、元の名前の場所に別のファイルが置かれていないかを調べます。必要なアクセス許可も確認します。成功した取り消しを重ねてやり直さず、戻せなかった分を確認してください。
無料版では実行履歴は直近10件です。記録が残っていなければ、その履歴から元の名前を復元できません。また、内容の文字コードや日時・属性の変更は、この取り消しの対象外です。
一部しか処理されない・購入が反映されない
除外・変更なし・実行不可の行はリネーム件数に入りません。無料版は月200件、1回30件までで、部分実行は事前に確認した件数で行います。名前の入れ替えなどは、一部だけ切り出すと成立しないため、さらに実行件数が少なくなる場合があります。
Proを購入済みなら、購入時と同じApple Accountかを確認し、アプリの購入画面で「購入を復元」を試します。TestFlightと製品版の購入は別です。自動化が動かない場合は、自動化の処理状態とプリセットも確認してください。
問い合わせるときに伝えること
- macOSとsmartRenamerのバージョン。
- 押したボタンと、問題が起きるまでの順番。
- 使ったルールと対象範囲、プレビュー・実行・取り消しのどこで起きたか。
- 期待していた名前と、実際の結果。ファイル名は同じ構造の架空の例に置き換えて構いません。
- 表示されたエラーメッセージ。
個人情報、機密のファイル名、パスワードは送らないでください。ファイルの添付は不要です。