働き方改革じゃなくて、必要なのは自分改革じゃ?

働き方改革が叫ばれながらも、日本企業の生産性はなかなか上がらない。今後の成長が危ぶまれるポスト平成時代、私たちはどのように働けばいいのだろうか。

日本は給料の低い微妙な国になる、これだけの理由(ITmedia ビジネスオンライン) – Yahoo!ニュース

働き方改革の背景として、過労死や過労自殺、精神障害がその働き方?に起因してたり、諸外国に比べて仕事時間?(会社に縛られてる時間)が長かったりしてる中、昨今分かりやすくイロイロあったことで、働き方改革と称して日本人の働き方を変えて行こうってことなんだろうと思います。

実際、よく言われるように雇用の流動性が諸外国に比べ低かったり、ジョブチェンジ的な意識がなく、未だ年功序列・終身雇用・新卒一括採用を続ける企業が多いことは問題だと思います。

実際、会社勤め経験がない彼らの言葉は表層では大きく間違ってはいないけれど、実際に働く側の意識や性質が問題なのではないかと思うことがあります。

確かに残業は減ってるけれど…

ウチの会社も数年前と比べても残業に対する縛りが厳しくなったり、今年度に入って健康管理時間が導入されたりと、会社への締め付けは年々厳しくなってきてる実感があります。

D通ビルが目の前だったりしてるので、あの時期の電気の消え方が逆に異常な感じでしたけど…。メディアの取材も異常でしたし、自分達はどうなん?って感じでしたね。

私もしばらく前から管理職的な立場なので、残業の具体的な見返りが無くなったこととは関係なく、残業時間は減って、時間拘束による身体的な疲労は軽減されてきてる実感もあります。

単純に業務効率が改善しただけ…

制度的なものによるものとはちょっと違うんじゃないかと思って振り返ってみると、その要因は会社や社会的な要請によるものでなく、単純に業務効率が高くなったからじゃないかと思います。(数年前と変わんねーって人は効率UPしてない=以前から効率的だった、または効率を追求しづらい職種やお仕事なのでしょう)

AI云々によって仕事が奪われる的な話をよく聞きますが、Web制作の仕事で言えば、JenkinsなどのCI(継続的インテグレーション)ツールや、Sketchなどのデザインツールやスタイルガイド、コーディング環境や制作環境などなどの仕組みを置き換えフレームワーク化したことで、物凄い効率化が達成出来ています。

CIツールを例に考えると分かり安いんですが、むかし数時間かけて手作業でやってたコトが数分や数秒で終わったりします。手作業では、手作業であるがゆえ、それが正しく行われたかの確認作業が必要(何ならセルフチェックじゃ不安だから、ダブルチェックとか…)ですが、設定した処理が問題なく実行されたかを確認する事で済んでいます。

更に、自分自身の経験値が上がった事で、時間を掛けてやるべきコトと、そうでないコトの選別が出来るようになったんだと思います。要するに常にもっと簡単に出来ないか(無駄を省いて楽したい)考えてやっていれば、業務効率は時間の経過とともに必然的に向上するわけです。

でもどうやらそれはカンタンじゃないらしい…

そもそも、自分には合わなかったり合ってない仕事を無理してやってる感じだと、足元の仕事だけに追われるばかりで、良くしようなどという発想そのものが生まれないんじゃないかと思います。(イヤな仕事ならなおのこと簡単にに手間をかけずに終わらせたいって思わないのが不思議ですが。)

そもそも、より多くの時間をかけてやった方が丁寧で良い仕事ができると勘違いしてる人がいたりもします。たぶん、これは個々人の生産性に数倍以上の大きな違いがあるんだと思います。

例えばウチの会社やこれまで勤めた会社でも、そういう人が会社には相当数いると思うのですが、だいたい死んだ目で受動的に仕事してるような人は、きっとその仕事は向いて無いんじゃないかと思います。

でも、そこそこの待遇がそんな状態でも保証されてしまう企業には、向いてない仕事を続ける人がいて、仕事はそこそこプライベートは大事みたいな感じで、「働き方改革」的には優良労働者になっていくんだと思います。そういう方が増えてくると、成長とは無縁の所を生きてくことになるので、相対的に対外的な競争力はどんどん失われていくんです、きっと。

自分に合った会社と巡り合うのは能力次第!

特に新卒の就職活動など博打としか思えない節もあります。どのぐらいの時間をかけて見極めるかは人それぞれですが、覚悟してその職に就いたのならば、出来る様に努力する他無いんじゃないかと思います。残念ながら、それが日本の新卒一括採用・年功序列の仕組みなわけですし、でもイヤなら辞めればいいわけです。

でも最近、自分から辞められない子が増えているようです。その理由はきっと、自分で決めてこなかったからではないかと思います。親が子どもの就職活動を手伝ったり、志望内容の添削などをしてる…なんて話を聞くと、信じられませんが、どうもそういう子が増えているようです。

学生のうちから、ちゃんと自分の時間を使って、仕事について勉強するべきだと思います。
自分が自分らしく生きられる場所や糧を見つけられると良いですが、それを見つけるのも備わった能力だと思うんで、自分自身で考えて進むしかないと思います。