梅雨の晴れ間を期待しながら、6月下旬、休暇を利用して青森へ。
今回の目的は、日本百名山の岩木山と八甲田山、そしてみちのく潮風トレイルのトレイルヘッドである蕪島から八戸市区間を歩くこと。
結果的に快晴には恵まれなかったが、それぞれ違った表情の青森を楽しめた3日間となった。
Day1/岩木山(8合目往復)
初日は始発の新幹線で新青森へ、そのままレンタカーで岩木山へ。
津軽岩木スカイラインで8合目まで。往復2時間ほどの比較的短い山行。 翌日の八甲田が今回の遠征のメインと考えていたので、足慣らしを兼ねて歩いてきた。
なんとか雨に降られることなく歩けたのは幸運だった。山頂では一瞬だけ青空が顔を出し、雲の切れ間から差す光に、わずかながら津軽富士と呼ばれる山の明るさを感じた。
下山後は温泉で汗を流し、食料を買い出して十和田湖の宇樽部キャンプ場へ。 小坂ICを下りた頃には雨が降り始めており、18時前に宇樽部キャンプ場に着いた頃には本降りで、地面は水浸し…、急遽ハンモック泊に切替えました。
Day2/八甲田(酸ヶ湯〜大岳〜井戸岳〜赤倉岳周回)
遠征2日目は八甲田山へ。
十和田湖から奥入瀬渓谷を下って登る感じで途中買い出しをして、酸ヶ湯へ移動。 8時頃に歩き始めました。駐車場では少し青空も見えていましたが、標高を上げるにつれて徐々にガスが濃くなり、やがて雲の中を歩くような状況になりました。
当初は小岳や高田大岳にも立ち寄る予定だったが、展望は期待できそうになく予定を変更。まずは大岳へ向かう。樹林帯を抜けると強風と雨混じりのガスに包まれ、山頂は立ち止まるほどに体温を持っていかれる場所だった。
途中の雪渓では足を滑らせそうになりながら大岳避難小屋へ。休憩後は井戸岳、赤倉岳方面へ向かった。こちらは歩く人も少なく、風の音だけが近い。視界は限られていたが、そのぶん稜線の静けさが濃く感じられた。
避難小屋付近では一時的に空が明るくなり期待したものの、大岳が姿を見せることはなかった。しかし赤倉岳から下る頃になるとようやく晴れ間が広がり、田茂萢岳や湿原の景色がふっと現れた。ずっと閉じていた山が、最後に少しだけ表情を見せてくれたようだった。
大岳は最後まで雲の中だったが、ガスと風、そして最後の晴れ間まで含めて八甲田らしい一日だった。下山後は酸ヶ湯温泉で冷えた体を戻し、酸ヶ湯キャンプ場で宿泊した。
Day3/みちのく潮風トレイル(蕪島〜種差海岸)
遠征最終日はみちのく潮風トレイルへ。
前日から雨予報で風も強くなる予報だったが、雨雲レーダーを見る限り歩けそうな時間帯もありそうだったため予定通り出発することにした。
酸ヶ湯キャンプ場では明け方から雨が降り始めていたため、4時半に起床して早めに撤収。八戸方面へ向かう途中、十和田現代美術館の前を通ったが、今回は車窓から眺めるだけにして先を急いだ。
階上駅にレンタカーを置き、JR八戸線で鮫駅へ移動。蕪島から歩き始める。
市街地ではそれほど気にならなかった雨風も、葦毛崎展望台付近から徐々に強まり始めた。大須賀海岸へ出ると、視界いっぱいに海が開けたぶん、風を遮るものもなくなる。塩を含んだ雨粒が顔に当たり、景色を楽しむよりも前へ進むことに意識を持っていかれるような区間だった。
本来は階上駅まで歩く予定だったが、今回は種差海岸で終了。悪天候の中で無理に歩き切るよりも、ここは天気の良い日に改めて訪れたい場所だと感じた。種差海岸キャンプ場で一泊し、朝から海岸線を歩き始めるのも良さそうだ。
今回は短い区間だけだったが、青森まで来た機会に少しでもルートをつなぐことができたのは収穫だった。次は晴れた日の種差海岸を歩いてみたい。
また歩く理由ができた
今回は残念ながら3日間とも天候には恵まれなかった。 岩木山では展望がなく、八甲田山ではガスと強風。みちのく潮風トレイルでは雨と潮風の中を歩くことになった。 元々、雨には降られるだろうと覚悟して臨んだので、山頂からの展望を望めなかったこと自体は仕方がない。それでも、岩木山で一瞬だけのぞいた青空や、八甲田山腹の湿原に差した晴れ間は、不思議とよく覚えている。 予定していた場所にはすべて足を運ぶことができたし、天気が崩れたからこそ残った土地の表情もあった。
特に八甲田山腹の湿原や種差海岸は、天気の良い日にもう一度立ちたいと思える場所だった。
今回、みちのく潮風トレイルは階上駅まで歩く予定だったが、悪天候のため途中で切り上げた。だからこそ、次は種差海岸キャンプ場を利用しながら、晴れた海岸線をゆっくり歩いてみたい。
また青森を訪れる理由がひとつ増えた遠征だった。
Route
今回の経路
Day1:岩木山(8合目往復) Day2:八甲田山(酸ヶ湯〜大岳〜井戸岳〜赤倉岳周回) Day3:みちのく潮風トレイル(蕪島〜種差海岸)
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標高プロファイル
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