この週末に早速試してみました。結局、VRヘッドセットそのものの使用感というよりも、Virtual Desktop次第という感じです。
Contents:
結論
ミーティング
- 発表する側でも使えそうだけど、顔出し出来ない(VRヘッドセット姿…)
- Zoomとかのヘッドトラッキング型のアバターじゃ無理。
- レビューイ側なら問題ない。
- 資料を良い感じに拡大出来たりして使いやすい。(リアルモニタとの違いはモニタ自体を拡縮出来ること)
- フリートークもまったく問題ない。
基本操作系
- コントローラーに慣れれば普通に使える。
- Mac側で他のユーザにスイッチすると、画面が固まる。当然といえば当然ですが、自動で接続解除で良い気がしました。
- Webブラウジングは、悪くない感じでした。
- 次々とリンクされた情報を閲覧したりしていく意味では、リアルモニタよりも没入感があって、良い感じでした。
- 特にGoogle Mapsとか、ストリートビューとかとは相性良い気がします。
創作的活動(コーディングやデザイン作業)
- やっぱり、無理。
- ブラインドタッチでも、キーボードを一瞥もせずに使ってはいないことに気づきました。
- さらに、ドキュメントを見ながら作業することが多いので、複数画面使えないことで、VRでは視野が狭まることにも気づきました。
- 1つの画面への没入感が主体で、複数画面を見ながらの作業には向いていない。
- 現時点のVirtual Desktop(PICO版)では複数モニタが使えません。
執筆活動
- ただただ、考えたことや思いを書き連ねるのなら使えなくもないかな?という具合。
- ブラインドタッチでキーボードを観ずにどこまで集中して書けるかという感じ。
やはり、普通にPCに向かって書いた方が集中できるんじゃないでしょうか?
- ブラインドタッチでキーボードを観ずにどこまで集中して書けるかという感じ。
動画視聴
- まだ、WebApp(PICOブラウザ)で動画コンテンツへアクセスして閲覧する形式。
- 公式アプリとかが出て、没入感を生かした視聴環境を作れればもう少し見やすくなるかな、という印象
- AbemaのW杯コンテンツはアプリが配信されてデモコンテンツを観ました。視聴ラウンジ?がVR空間にあって、目の前のモニタで観戦する感じでした。
- キャプチャ取りたかったんですが、保護コンテンツで取れませんでした…
- Virtual DesktopでMacで再生したコンテンツを観ることもまぁ出来ました。
ネットワーク状態等により、音や映像が少遅れることがあったので、実用向きではないです。- Abema、Netflix、Amazon Primeとかは普通にPICOブラウザで観れました。
PICO4について
- Meta Quest2とかに比べるとやはりソフトが少ない
- ゲームタイトルはどーでも良いけど、Virtual Desktop一択なのが…
- ヘッドセットとしてのバランスは良い
- 付けていても重量感が気にならない
- 画質面もまぁキレイで問題なさそう。
- 動画視聴とかはある程度没入感も有って良いけれど、デカイ4Kテレビで観る方が疲れません。
- W杯中継も前後半で試してみて、向き不向きをレポート出来たらと思います。
- 動画視聴とかはある程度没入感も有って良いけれど、デカイ4Kテレビで観る方が疲れません。
- 本体電源を切っても、コントローラーの電池が減る現象があり、コントローラーに電源OFF機能が無いところが一番の改善ポイントじゃないでしょうか?
Virtual Desktop側の使い方や設定について
設定はチョー簡単でした。
- Virtual DesktopをMacやWindows側にインストール。事前に登録したユーザ名を入力しておくだけ。
- PICO側ではVirtual Desktopの購入が必要です。
VRアシスタント(スマホアプリ)をインストールしておき、そっちで購入すると簡単です。 - MacやWindowsとPICO4を同じネットワークに入れ、PICO側でVirtual Desktopを立ち上げると繫がります。
Virtual Desktopの視聴環境設定
視聴環境はイロイロ選べますが、VR空間的な演出はVirtual Desktopには不要だと思います。
それっぽい感じには見えるけど、現実的には使えないし、粗が目立ちます。
Mac側の設定について
- Virtual Desktopする上では、モニタの解像度はデフォルト程度がベストでした。
- 3840×2160ピクセルとか、解像度を大きくすると見づらいです。横1600ピクセル程度が見やすいサイズ感でした。
これ、Webサイトを設計する時の横幅と同じで、幅広すぎても見づらいだけって話です。
- 3840×2160ピクセルとか、解像度を大きくすると見づらいです。横1600ピクセル程度が見やすいサイズ感でした。
- 複数モニタに接続していても、メインモニタしか表示出来ないため意味がありません。
- メインモニタ外にPICOの標準のキャスト機能を使ってVRをストリーミングするような使い方はできそうです。オンラインミーティングとかで、何かのデモぐらいにしか使えませんね。
今後改善を期待したいところ
Virtual Desktop
- シースルーモード等での、手元の表示
- 標準のソフトウエアキーボードでは話にならないので、リアルキーボードを使う際のモードが必要。
- Virtual Desktopなので、あくまで仮想デスクトップ。仮想キーボードやソフトウェアキーボード
- 標準のソフトウエアキーボードでは話にならないので、リアルキーボードを使う際のモードが必要。
- iPhone等を別ウィンドウでAirPlay表示
- 例えば2段階認証やSMS通知などをiPhoneで受ける際にVR内に内容を表示できれば、外す必要がない。
- PICO 4のシースルーモードでは、両方を確認できない。Virtual DesktopとiPhoneの画面の両方を表示したい。
- Reflector 4というMacやWindowsにスマホの画面をキャストできるアプリを使ってみましたが、ブラインド状態でスマホを触るのも案外難しいことに気づきました(タップ位置を認知できないとスマホはまともに操作できない)
- 結局、Macに向かったAirplayなので、タップ操作などが表示されません。
- 複数モニタの対応
- やっぱり、マルチモニタは使ってみたいです。
- 仮想デバイスとしてVirtual Desktop SpeakersやMicが登録され優先選択されてしまう
- Virtual Desktopアプリを起動していなくても仮想デバイスが認識され選択状態になるので、毎回切り替える必要があります。
Mac側の問題かも知れませんが、アンインストールしたくなります。。
- Virtual Desktopアプリを起動していなくても仮想デバイスが認識され選択状態になるので、毎回切り替える必要があります。
PICO4
- 音声入力の対応
- やはり、ソフトウエアキーボードが使い慣れないので、音声入力は必要ですね。