ワークタフストーブ(WTS500)、穴あけ改造〜燃焼試験

薪ストーブを、ちびストーブIIIからワークタフストーブに乗り換えました。
ワークタフストーブは、2020年3月の緊急事態宣言前と2020年秋〜冬と6泊ほど使ってきました。

初期モデルも「2次燃焼でクリーン排気&パワフル燃焼ストーブ」と謳われています。しかしながら、二次燃焼状態を上手く保つことができませんでした。

ワークタフストーブの新モデルが登場

耐熱窓が両サイドと後ろにも付いた新しいバージョン(新型ワークタフストーブ500/380)が登場。

さらに、ogawaからワークタフストーブ380アカネ(既に売り切れ?)が発売されています。さらに、このアカネは後ろにも耐熱窓が付いているようです。
まぁ、冬キャンプ流行ってきたし、新製品が投入されるのは仕方無い側面がありますが…。

主な変更点

主な変更点は以下3つのようです。

  • 耐熱窓の追加(左右両側や後ろ側にも…)
  • 正面の窓の金具が2つに
  • 二次燃焼を促す穴が両サイドに追加

流石に毎年買い替える訳にも行きません。ステンレス製ですし、中々壊れるものでもないので、このまま初期モデルを使おうと思ってます。(左右に窓があるのは良いですが、正直後ろは要らないかな)
というわけで、新しい二次燃焼を促す仕組みだけでも追いついておくべく、さっそく改造(穴あけ)に踏み切りました。

二次燃焼気流の取込穴あけ改造

両サイドの大きな耐熱窓の下部に空気を取り入れる穴が追加になりました。写真などから、恐らくWTS500の場合は片側8個(両サイドで16個)の穴が追加になっているようです。

手元のストーブを計測したところ8個の穴を計測上は6cm間隔(実際には5cm)で空ければ同じ様にできそうです。さっそく、計ってポンチで印を付け、穴あけしていきます。
穴あけには、ステップドリルビットを使いました。都合8mm径ぐらいの穴を空けたいので、以下の商品などが使いやすいと思います。

拘りのつや消し黒耐熱塗装

ちなみに、初期モデルは本来ステンレスのつや消しシルバーです。

前に使ってたちびストーブ同様、買った直後に耐熱のつや消し黒塗装しています。実は、ちびストーブとは違いステンレスなので錆びたりはしません。

使用後の動画を見ると火力のかかり具合でまだらに変色していました。素材色も良いのですが、キャンプ道具の多くをダークカラーに統一しているので、届いたその日にバラして塗装したのでした…。

混雑してるメジャーなキャンプ場には避けているので、同じアイテムを使ってるキャンパーとの遭遇率が低い傾向にあるので、実際のところは不明ですが、ワークタフストーブを塗装してる人は居ないんじゃないでしょうか?

燃焼試験

改造後、燃焼試験も兼ねて群馬のキャンプ場へ日曜から1泊してきました。

今回は然程寒くも無かったので、テントとタープにして、外にストーブを設置して試してみました。

やはり、動画でも分かるとおり、排気はクリーンです。これまでは、正面の空気調整口でこまめに調整する必要がありました。改造後は空気調整口を閉じた状態でも、二次燃焼状態が続くようになりました。

さらに、薪を入れると直ぐに燃え、以前に比べかなり改善したように思います。
これで、漸く空気調整口が煮炊きのための火力の調整に使えるようになった印象です。
ただし、燃費の面ではガンガン燃えるので、これまでよりも多めに薪を用意する必要がありそうです。
実際、一晩で広葉樹の薪を3束ぐらい消費する勢いです。

この後は、厳冬期に使ってみて同じような具合で燃焼するか確認したいところです。外気温が低くなると、煙突が冷えて煙突効果が弱まることがあります。やはり、その辺を試してみたいところです。
煙突を高く立ち上げ煙突効果を高めることもポイントであることは間違いないですが…。

ワークタフストーブのオプション追加

オプション製品などもいろいろ発売されているようです。気になったものだけ紹介しておきます。
炭バスケットとか、焼き網とか、あれはマジで要らないです。ちびストーブにも炭バスケットが付いてましたが、使った試しはありませんでした。

スパークアレスター

煙突上部からの火花の拡散を防止する部品です。
TC素材でないシェルターなどで仕様する場合は、火花で穴が空くことがあるので、使っています。

煙突を高くした際に、張り縄で固定したいんですが、その辺は考えられてないようなので、ワイヤーを固定できるように改造してます。

ウォーターケトル(4L)

ストーブの後ろに取り付けられる仕様です。
北欧メーカーの薪ストーブなんかに、煙突に取り付けるタイプがありました。ワークタフでもオプションとして発売したようです。なお、初期ロットでも使えるようです。
でも、ヤカンは必ず持って行くので、要らないかな。