牧場の草地から湿原の木道へ、その先は美ヶ原まで。今回歩くのは、高原をつなぐ中央分水嶺トレイルだ。
長門牧場を出発し、ヒュッテみさやまを経て美ヶ原を目指す。雨予報を見てヒュッテみさやまを予約し、1泊2日の小屋泊にした。
待っていたのは、雨よりも想像以上の暑さ。それでも、湿原から草原、笹原、森へと移り変わる景色に、このトレイルを歩く面白さがあった。
1日目|長門牧場からヒュッテみさやまへ
長門牧場を出発し、女神湖、大門峠を経て白樺湖へ向かう。翌日は暑くなる予報だったこともあり、水分は多めに持って歩き始めた。
開けた草地から、木々の間を抜ける道へ。高原の眺めだけでなく、こうした森の中もつなぎながら歩いていく。
草原を抜け、ヒュッテみさやまへ
当初は車山やゼブラ山も歩く計画だったが、宿のチェックイン時間と体力を考え、白樺湖からは直接ヒュッテみさやまへ向かうことにした。雨はほとんど降らず、暑さとの付き合い方を考える一日になった。
木道が草原の向こうへ続いている。空には雲が広がり、その切れ間から光が差していた。
木々の間に、この日の宿が見えてきた。今回は雨予報で小屋泊を選んだが、行程の途中に休める場所があるのはありがたい。
食事も充実していて、翌日の行動に向けてゆっくり休むことができた。
夕方には空が赤く染まった。翌日は八島湿原から和田峠、三峰山を経て、美ヶ原まで高原をつないでいく。
2日目|八島湿原から美ヶ原へ
翌朝は霧の景色から始まった。前日の夕焼けとは違い、木々の輪郭が白くかすんでいる。宿を出て、八島湿原へ向かう。
湿原の水面も、その向こうの斜面も、霧の中に静かに収まっている。
八島湿原から鷲ヶ峰を経由し、和田峠へ。湿原の木道を離れると、また景色が変わっていく。
和田峠から三峰山へ
和田峠の茶屋は営業していなかった。その先の三峰茶屋では、名物のきのこ汁をいただきながら一息ついた。
朝の霧に包まれた景色から、遠くの山並みを見渡せる景色へ。視界が開けると、これから歩く稜線の起伏も見えてくる。
草原の中の道をたどり、次の高みへ上がっていく。なだらかに見える高原でも、歩けば登りと下りが重なる。
茶臼山を越え、美ヶ原へ
三峰山から茶臼山への登り返しは、今回のルートでも特にきつく感じた区間だった。高原をつなぐという言葉の穏やかさとは違い、足にはしっかり負担がかかる。
登り返しを越えると、その先には再び美ヶ原らしい広々とした景色が広がった。
湿原から森へ、森から草原へ。最後は美ヶ原の開けた景色の中を歩いていく。
王ヶ頭ではソフトクリームを買い、食べながら美ヶ原自然保護センターへ。そこで今回の行程を終えた。
歩き残した区間を、またつなぎたい
長門牧場から美ヶ原まで、景色が次々と移り変わる2日間だった。
一方で、ルート上にはテン泊指定地が少なく、宿泊場所や公共交通機関の時刻も考えると、行程の自由度は決して高くない。朝夕の静かな時間をトレイル上で過ごせる選択肢がもう少し増えると、さらに魅力が高まるように感じた。
今回は時間と体力を考え、車山やゼブラ山、山本小屋周辺は一部区間をスキップした。歩き残した区間は、次の機会につないでみたい。
Route
今回の経路
Day1:長門牧場〜女神湖〜大門峠〜白樺湖〜ヒュッテみさやま Day2:八島湿原〜鷲ヶ峰〜和田峠〜三峰山〜茶臼山〜美ヶ原
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標高プロファイル
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