少し前から、山行計画のためのサイト・アプリ「Trailtrax」を個人で開発しています。今のところは、趣味の山歩きの延長で、自分が使いたいものを作っている、という取り組みです。
自分で山を歩く中で、ルートだけでなく、長期縦走での食料や補給までまとめて計画できるものが欲しくなったのがきっかけです。
まだ開発途中ですが、その一部をWebアプリ版のルートプランナーとしてプレリリースしています。
Web版は、オープンソースのライブラリやMapbox、国土地理院の地図などを組み合わせたもので、3D表示にも対応しています。
地図の描画には、Web版・アプリ版ともにMapboxのライブラリを使っています。国土地理院の地図を表示するなら、オープンソースのMapLibreも選択肢ですが、今回は3D地形の立ち上がりや、立体感を調整できる点が自分の作りたいものに合っていたため、Mapboxを採用しました。
国土地理院の地図にはベクターデータ版を採用しています。地図をぐるぐる回したり、傾けたりしながら、ルートと山の地形を確認できるようにしています。
GPXファイルの読み込みにも対応しています。YAMAPなどで歩いた記録をGPX形式で書き出して読み込めば、そのルートを3Dの地形に重ねて眺められます。これから歩く計画を立てるだけでなく、歩いてきた山をぐるぐる回して振り返る、という楽しみ方もできます。
ただ、Mapboxは利用量に応じて費用がかかるため、今後の利用者数や運用コストによっては、採用を見直す可能性もあります。また、現状のTrailtraxはオフライン利用には対応しておらず、オンラインでの地図表示のみとなります。
実際の山行計画にどこまで使えるかは、まだ評価が分かれるところだと思います。操作性も含めて、使いながら調整している段階です。
もともとはiPhone・iPad向けのアプリとして開発を進めていて、今回のWeb版は、そのエッセンスを先行してブラウザで使える形にしたものです。
アプリ版では、長期縦走などを見据えた補給計画の機能も作っています。カロリーを軸に、行動による消費と、いつ・どこで・どれくらい補給するかを、行程と合わせて考えられるようにするものです。
こちらは実際に山へ持ち出して、フィールドテストを繰り返しながら開発しています。自分が欲しいものを作って、歩いて試して、また直す。しばらくはそんな進め方になりそうです。
まだ個人のお遊びに近い開発ですが、作ることも、山で試すことも楽しみながら続けています。そんな開発途中のもののお披露目として、興味があれば触ってみてください。