以前、TP-Link Deco X90で自宅Wi-Fiをメッシュ化した記事を書いた。
あれから数年経ち、宅内ネットワークはかなり別物になった。Deco X90は廃止し、Wi-Fi 7対応のDeco BE85へ移行。回線もNURO光から10G回線へ切り替え、今はSo-netの光10Gコースをv6プラスで使っている。
きっかけとして大きかったのは、当時の自宅がNURO 光 10ギガの提供エリア外だったこと。NURO光の通常プランも思ったほど速度が出ていなかったので、10G環境まで含めて考えると、いったんフレッツ光クロスへ移すのが現実的だった。
現在の構成
今の宅内ネットワークは、ざっくり以下のような構成になっている。
機器や契約条件を整理すると、こんな感じ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 回線 | フレッツ光クロス |
| プロバイダ | So-net 光 10Gコース |
| 接続方式 | v6プラス |
| メッシュルーター | TP-Link Deco BE85 × 2台 |
| 有線Hub | Planex 2.5GBASE-Tスイッチングハブ FX2G-05EM × 2台 |
| Hub配置 | 1Fと2Fに1台ずつ |
| 現在のバックホール | Deco BE85間の無線バックホール |
| 今後やりたいこと | Deco BE85間を有線化して、10Gbpsバックホールにする |
宅内側は、終端装置からDeco BE85へ直結している。BE85は2台構成で、1Fと2Fに1台ずつ配置。Wi-Fiルーターとしては、以前使っていたDeco X90の後継にあたる製品という位置づけで導入した。
中国メーカー製のネットワーク機器を敬遠する見方があるのは分かる。ただ、個人ユースの宅内ネットワークとして考えると、価格、性能、メッシュ構成の作りやすさ、アプリでの管理しやすさを含めて、Deco BE85は十分に妥当な選択肢だと思っている。
有線側は、以前導入した2.5Gbps対応ハブをさらに1台買い足し、1Fと2Fにそれぞれ1台ずつ置いている。Wi-Fiだけでなく、有線でつなぐ機器も少しずつ増えてきたので、フロアごとにハブを置く構成にした。
Wi-Fi 7で体感はかなり変わった
Wi-Fi 7対応機器では、Wi-Fi接続でも1Gbpsを超えることがある。少なくとも、条件がよい場所では500Mbpsを下回ることが少なくなった。
数字以上に効いているのは、レイテンシの短さだと思う。以前よりも遅延がかなり小さくなり、10ms前後で収まる場面もある。Web会議、クラウドサービス、ファイル同期のような日常的な使い方では、単純な最高速度よりもこの安定感の方が効いてくる。
もちろん、Wi-Fiなので場所や端末、時間帯によって変動はある。それでも、Deco X90の頃と比べると、家の中のどこで使っても余裕がある感じが強い。
次に手を付けるならバックホール
現状、1Fと2FのDeco BE85間は、無線バックホールでつながっている。特に細かく設定したわけではなく、メッシュ側が勝手に組んでくれている。
本来はここを有線化したい。BE85同士を有線でつなげば、10Gbpsのバックホールを組めるらしい。すでにイーサネットケーブルも購入済みで、やる気だけはある。
ただ、配線が面倒すぎる。
1Fと2Fをきれいにつなぐとなると、ケーブルの取り回し、見た目、家族の動線、固定方法など、考えることが急に増える。ネットワーク構成としてはやるべきことが分かっているのに、作業としてはなかなか手が付かない。
今のところ無線バックホールでも大きな不満はないので、ここは次の改善ポイントとして残っている。
So-netのキャンペーン込みで選んだ
今回、So-netのキャンペーンでかなり安く始められたのも大きかった。1年間は月額1,210円という条件で使えていたが、ちょうど1年が経過し、今月からは7,480円の請求になる。
さらに、2027年2月にキャッシュバック申請があり、15,000円のキャッシュバックも付く予定。契約の縛りもあるため、少なくとも2027年3月まではこの構成でいくつもりでいる。
ただ、その先まで固定するつもりはない。現在は自宅もNURO 光 10ギガの提供エリアになっているので、もう1年ほど経ったタイミングで、他の回線やキャンペーン条件を見て乗り換えを検討すると思う。条件や実測が良さそうであれば、次はNURO光へ戻す可能性もある。
回線よりも宅内側の余裕が大事
以前のDeco X90の記事でも書いたが、回線だけ速くしても宅内側が追いつかなければ意味がない。
今回は回線を10Gにし、Wi-FiルーターをWi-Fi 7対応にし、1Fと2Fに2.5Gbpsの有線ハブを置いたことで、宅内側にも少し余裕が出てきた。まだ有線バックホールという宿題は残っているが、日常的な使い勝手としてはかなり満足している。
宅内ネットワークは、一度組んだら終わりではない。端末が増え、回線サービスが変わり、家の中でネットを使う前提も変わっていく。今回の構成も最終形ではなく、2026年時点のかなり現実的な落としどころという感じだ。